2016年7月24日 気仙沼大島
この講座は終了しました。ご参加ありがとうございました。
現地講座の様子が河北新報に掲載されました → 報告のページからご覧下さい
北上南部・三陸地域の特色ある自然を深く識り体験するための現地講座(自然学ツアー)です。
この地域の第一人者、弘前大学教育学部の鎌田耕太郎先生と一緒に、地層や化石を中心に観察します。
地球と自然と人間の壮大な歴史を、ご自分の足で歩き目で見ながら、体験しませんか。
(この講座は、海べの森をつくろう会主催の生涯学習にプログラム提供をする形で行います。どなたでも自由にご参加頂けますので、詳細はお問い合わせ下さい)
想像力を刺激する、いつも熱心な鎌田先生の語り。 | 大島の龍舞崎では化石をたくさんみることができます |
おもな見学地
気仙沼の大島は魚竜が栄えた2億年前、ジュラ紀の地層が広く分布していて、その後に続く1億4千万年前頃・前期白亜紀に堆積した地層もみられます。
このころ海でできた地層に、上昇してきた花崗岩質のマグマが噴出しました。その火山岩の地層は龍舞崎付近でみられます。
大島の岬が切り立っているヒミツも、この歴史に理由がありそうです。そして、岩や崖には、2億年前に海に住んでいた貝やアンモナイトの化石がたくさん含まれています。
鳴き砂の浜辺で砂浜の観察をします。近くの岩は黒いのに、砂浜の色が違うのはどうしてでしょう。
今回の、夏の海べの観察会で、大島のヒミツに迫りましょう!
○ 龍舞崎: 浅い海~河口周辺にみられる生き物の化石が、地層の中に観察できます。
二枚貝や巻き貝、アンモナイトを産します。トリゴニア(三角貝)という有名な化石も!
○ 十八鳴浜: 十八鳴浜、九九鳴き浜の砂浜海岸は、鳴り砂(鳴き砂)の浜として知られています。
ここだけに特別な砂粒とはどんなものでしょう?また、小さな浜辺にどのように砂がたまっているのか、周りの地形なども観察しましょう。
→ 「三陸・北上南部の現地講座・連続実施」事業についてはこちらをご覧下さい
→ 共催団体の 海べの森をつくろう会 さん ホームページ
これまでの実施内容 これまでに実施した内容はこちらからご覧下さい。
→ 地質・地形・化石 「涌谷~登米~気仙沼周辺(2015年6月実施)
→ 森と植物 徳仙丈山・森のたんけん隊(2015年9月実施)
→ 地質・地形・化石 早池峰~釜石~大船渡~陸前高田~気仙沼(2014年7月実施)
→ 地質・地形・化石 本吉~気仙沼・気仙沼大島(2013年4月実施)
→ 地質・地形・化石 一ノ関~気仙沼、唐桑半島(2012年6月実施)
→ 地質・地形・化石 北上川河口~志津川・歌津(2012年4月実施)