2015年6月6日~6月7日 登米~気仙沼・唐桑半島
この講座は終了しました。多数のご参加ありがとうございました。
→ 写真レポート(海べの森をつくろう会HPの報告ページです)
北上南部・三陸地域の特色ある自然を深く識り体験するための現地講座(自然学ツアー)です。
この地域の第一人者、弘前大学教育学部の鎌田耕太郎先生と一緒に、地層や化石を中心に観察します。
自然と人間の歴史の一コマを、ご自分の足で歩き目で見ながら、体験しませんか。
ご都合のよい一日でも、参加して頂けます。どうぞ奮ってご参加下さい。
一景島には化石がいっぱい! | 唐桑・御崎は鎌田先生の研究地 |
6月6日・16時~18時にリアス・アーク美術館にて開催する講演会のみ、 |
おもな見学地・6月6日
縄文時代、仙台平野~北上盆地は(花巻くらいまで)海でした。その後だんだん海岸が後退して陸地化・淡水化していったことがわかっています。今回はこの海の痕跡を、地質(堆積物)と遺跡(貝塚)の両方から観察します。地形からもよく観察できます。
○ 長根貝塚遺跡: 涌谷町にある縄文 時代前期末から中期および晩期にかけての貝塚遺跡。
○ 東和町錦織の鮮新世・竜の口層: 泥岩の中に貝化石や植物の葉っぱ、クジラや海牛などの化石がみられます。鮮新世の北上川沿いに花巻付近まで湾入していた海の堆積物で、有名な地層。必見!
○ 中新世の石越安山岩の観察: 奥羽山脈よりも古い時代・東側に火山が活動していたころの火山岩
○ PT境界の露頭 国道346号の近く・本吉町に入ったあたりで地球最大規模の異変といわれる古生代と中生代の境目(の地層)が見られます
○ リアス・アーク美術館にて室内講座: 南三陸地域の特徴・成り立ちなどについて講義を行います
おもな見学地・6月7日
6月7日は、気仙沼の「海べの森をつくろう会」さんと共催し、日帰りで現地参加して頂けます。
○ お伊勢浜海岸: 砂浜と、御伊勢崎の2.5億年以上前の泥岩の観察。生痕化石も観察できます
○ 大沢漁港: 2億年前の泥岩(頁岩)を観察。アンモナイトやギョリュウ化石がみつかる(かも)
○ 気仙沼湾: 気仙沼湾の成り立ちと大川の干潟、一景島の化石観察など
○ 唐桑半島・御崎: 見事な景観の御崎がどのような地層でできているのか、説明します
6月6日の行程地図
→ 「三陸・北上南部の現地講座・連続実施」事業についてはこちらをご覧下さい
→ 共催団体の 海べの森をつくろう会 さん ホームページ
これまでの実施内容 これまでに実施した内容はこちらからご覧下さい。
→ 早池峰~釜石~大船渡~陸前高田~気仙沼(2014年7月実施)
→ 本吉~気仙沼・気仙沼大島(2013年4月実施)
→ 一ノ関~気仙沼、唐桑半島(2012年6月実施)
→ 北上川河口~志津川・歌津(2012年4月実施)