2009/2/16−2009/3/7掲載

年末にお互いの活動を紹介する会員発表会を行っています.その中に上関原発に関わる発表があったのでご紹介します.
上関原発が計画されている場所は、「瀬戸内海で最も高い生物多様性を擁する海域」と言われる所です.この瀬戸内海は、灘と瀬戸とが交互に現れるという特徴を持っています.世界の閉鎖海域の中でこのような特徴を持つ海は他にないのです.と言うのも、フィリピン海プレートの西に向かっての沈み込みと関係があるからです.東西から圧迫を受けるこの地方は、四国沖と連動したようにして、高まりと低地が交互に繰り返しています.瀬戸といわれる島の多いところで水流が速くなり海水が上下に交じり合うことで、酸素と栄養の両方が海水に供給されます.このことが、世界の閉鎖海域の中でダントツに単位面積当たりの漁獲量を高めています.
詳しい内容はこちらをご覧下さい.