軽井沢の自然と浅間山の高山植物と植生遷移
かつて軽井沢には広大な草原が広がり、草原性の蝶や植物が数多くみられる地でした。今はその多くの草原が姿を消しました。今も残る数少ない草原が草原性の種の避難場所になっています。1日目は軽井沢の草原を取り戻そうと活動中の軽井沢サクラソウ会議さんの活動フィールドにて蝶や植物を観察します。
2日目は我が国の活火山の象徴であり、現在も噴煙を上げ続ける浅間山に登ります。その火山としての魅力とともに、遷移によって移り変わっていく植生を観察します。溶岩流によって樹木限界が引き下げられ、標高2000m付近でも多くの高山植物が見られます。同時に年々先駆樹種のカラマツが分布を広げている様子も観察できます。
新緑のカラマツや梅雨時に咲く高山植物を観察しつつ散策します。レンゲツツジやクリンソウ、ユキワリソウも見頃でしょう。
1日目あるいは2日目のみの参加も可能です。
講師
1日目 栗岩 竜雄氏 (蝶の生態写真家)
栗岩氏のホームページ(http://www.h2.dion.ne.jp/~lev.1000)の蝶の解説と写真の充実さは圧巻です。軽井沢に残る数少ない草原で蝶や植物の解説をして下さいます。
2日目 下野 綾子 (当クラブ会員、東邦大学講師)
専門は植物生態学。2000年より浅間山でユキワリソウの生態調査を行ってきました。
日程・行程
日時:2015年 6月20日(土)-21日(日)
集合:長野新幹線 軽井沢駅改札口 10:00am
(長野新幹線:東京駅8:36発で軽井沢9:45着)
6/20 (昼食をご用意ください)
10:00 軽井沢駅からレンタカーで移動
11:00 栗岩氏による軽井沢サクラソウ会議の活動されている草原の案内
16:00くらい 高峰高原ホテル
宿泊 高峰高原ホテル(0267-25-3000)
6/21 (昼食をご用意ください)
8:00 高峰高原ホテル 出発
10:00 トーミの頭−−草すべり(ユキワリソウ鑑賞)−−湯の平
12:00 火山館周辺で昼食
14:00 浅間山荘側へ下山 レンタカーに分乗
16:00 佐久平駅にて解散
(行程は、天候・時間・その他の事情により変わる事がありますのでご承知下さい)
参加費
1日目の参加費 5,000円(レンタカー代・講師代)
宿泊を希望する方は14,150円(税・サ・入湯税込、2食付相部屋)
2日目の参加費 2,000円(レンタカー代)
1.行動中特に危険な場所はありませんが、2日目の登山時間は4-5時間位、登りの標高差300 m、下りの標高差600 mになりますので、体調の自己管理をお願いします。
2.梅雨時期なので山の上はまだ寒いことが多いです。雨具のほか防寒具を必ずご用意下さい。水筒・昼食・帽子・手袋等準備してください。
3.2日目の登山は天候によっては中止しますのでご承知下さい。
4.当クラブのボランテイア保険未加入の方は、傷害保険を各自で手配願います。
申し込み/問い合わせ先
下野 綾子 ayako(アットマーク)tibetplant.com
携帯 090−9380−1090
参加行程と宿泊の希望をお教え下さい。