山の自然学講座(室内) 日本の高山植物−その由来と性格について−

日時:2008年4月19日(土)17:00〜18:50
会場:丸の内さえずり館 ※今回はEPOではありません.ご注意ください.
  〒100-0006 千代田区有楽町1-12-1 新有楽町ビル1F
  電話(場所の問い合わせのみ) 03-3283-3536

今回は,日本産の高山植物のいくつかを具体的に取り上げ,その種が,あるいはそれが日本固有種の場合それに近縁な種が地球上のどの地域に分布するのか,という観点から解説します.また,最新の研究成果についてもご紹介します.

<主な講演内容>

  1. 高山植物とは
  2. 日本列島の高山植物の由来?植物地理学の立場から
  3. 日本列島の高山フロラを特徴付ける植物たち−ハイマツを例として−
  4. 最近の研究成果から−ヨツバシオガマを例として−
  5. 高温期(縄文時代)が日本列島の高山フロラに与えた影響−とくに東北地方について

講師

門田裕一先生 国立科学博物館 

【講師紹介】
 門田先生は国立科学博物館の筑波実験植物園に勤務していらして、顕花植物の分類・地理学的研究を行っています。野外の自然集団を対象として解析を行う実験分類学の手法で、トリカブト属やキンバイソウ属を中心とするキンポウゲ科植物、及びアザミ属やトウヒレン属を中心とするキク科植物を研究しています。

【門田先生の高山植物講座シリーズ】
 門田先生は会員の井上さんにご紹介いただき、会としてシリーズで講演をしていただけるようにお願いしてきました.今回の講座は第一回目に当たりますので、高山植物と日本列島の地史について、導入的な話を伺います.会場の都合により時間が短いのですが、ご了承下さい。門田先生には、この行事の他に今年では、信州講座のご案内もお願いしております.今後の講座を楽しみにしていてください.

参加費

1,000円(当日徴収させていただきます)

問い合わせ先

中村華子、井上百合子 hana-n@tkb.att.ne.jp