ラリグラスが満開の時期に、ゴラパニの森林復元に行く

  1. これは遊びのトレッキングではありません、目的は森林復元作業です。しかしこれは同時に満足の大きい楽しいことであります。
  2. ラリグラスの満開とダンプスからのマチャプチャリとアンナプルナは素晴らしい景観です。ゴラパニからのダウラギリとアンナプルナ南峰も価値があります。
  3. ポカラでも前回の薮椿植林のフォローをします。3つの村とナーセリーに行きますが、これも素晴らしい場所です。
  4. ゴラパニから仕事をする班(B班)とトレッキングを楽しむ班と2つに分けます。
  5. 大森はゴラパニで時間をかけて調査をします。これは自然保護の良い経験になると思います。
  6. 安い航空券の予約が思っていたより厳しいので、今回メ−ルで即答できる方にのみにご案内します。関心をお持ちならすぐご返事を下さい。

行程

3月24日成田発〜4月6日早朝帰国(B班)と8日早朝帰国(A班)

3月24日(月):SQ637 11:30成田発→シンガポール17:55着(泊)
25日(火):SQ5312 09:10シンガポール発→カトマンズ12:05着→ポカラ
   ポカラではナーセリー訪問、マムスガーデン泊 26日(水):湖畔の村(朝)、トリブバン大学、国際山岳博物館、訪問(マムスガーデン泊)
27日(木):果樹のある村(朝)訪問→ダンプス(風の家泊)
28日(金):ダンプス→ナヤプール→ティルケドゥンガ(ロッジ泊)
29日(土):ティルケドンガ→ゴラパニ(ゴラパニ村長のホテル泊)
30日(日):プンヒル往復、カルカ調査、住民と話
31日(月):A班:ゴラパニ→タダパニ(泊) A班リーダーは長谷川
       B班:採種とテスト蒔種、測量、住民と話 B班リーダーは大森
4月1日(火):A班:タドパニ→トルカ(泊)
        B班:測量調査後→ウーレリ(泊)
2日(水):A班B班がポカラで合流(マムスガーデン泊)
3日(木):予備日、ポカラで休養と手分け活動(ナセリー、トリブバン大学国際山岳博物館 など)
4日(金):ポカラ→カトマンズ、ゴダワリなど(ホテルヒマラヤ泊)
5日(土):A班:SQ5311 13:05カトマンズ発→シンガポール20:15着
  シンガポール発SQ638 23:40→成田着(6日07:30)
      B班:シバプリ調査(ホテルヒマラヤ泊)
6日(日):B班:カトマンズ自由行動、ナーセリー調査(Hヒマラヤ泊)
7日(月):B班:カトマンズ発→シンガポール→成田(8日早朝)

 5日は現在WTのようです7日の便についてはまだ不明です。TGも調べています。

参加費

実費清算(添乗員なし、現地でパートナーと合流)約30万円

参考

山の自然学クラブの会報6号の68頁をご覧下さい。昨年の4月にゴラパニに行きましたところ、見事なラリグラス(石楠花)林の中にある伐採地で、面白い条件のなかで規則的に稚樹の更新をしてりるのを見ることが出来ました。ラリグラスの植林は会報創刊号の23頁と会報2号の23頁にありますように、1994年から始めた作業で、ネ パールの政治の混乱で中断していたものです。それを再開出来る可能性をこのように昨年掴みました。約2haの伐採地の復元を住民参加で行い、地球温暖化対策のヒントにしたいと思います。
 ラリグラスの種は長さ1mm程の小さくて軽い、栄養のストックを持たないもので、発芽と育苗が自然条件では非常に難しいものです。人為的に行う場合、湿度管理と水管理と肥料管理を上手に行なうことで成立しますが、自然界ではその条件が得られるのは稀で、ラリグラスはそれに対して数を飛ばしてどれかが生き延びる可能性に期待する作戦を持っています。昨年、その条件が自然の中で成立している場所を発見しました。これを利用すれば効率良く復元出来るかどうか、この大森流復元術を今回まず小さく試みます。同時に現地の人達に苗の観光客への販売と記念植樹の勧めを行い、新たな収入源とそれによる森林の復元を教えます。これが今回の行動です。秋には試験結果の確認と採種に行き、2009年の春に本格的な蒔種を行います。
 関心のある方はぜひこの計画にご参加下さい。

連絡先

 大森 zero@qb3.so-net.ne.jp または
 ヒマラヤ観光(03−3574−9292)へ