房総講座:大山の千枚田

日時:2007年11月10日(土)
 集合:8時 東京八重州口バスターミナル有楽町寄り角の入り口、国労会館前
    貸切バス(いずみ観光)で移動
 解散:東京八重州口バスターミナル有楽町寄り

大山の千枚田は鴨川の近くにあり、30年前は誰も見向きをしない貧しさの象徴でした.しかし、今はボランティアが乗り出して注目されるようになっています.米の自給率などで騒がれている中の成功した模範例です.今は1枚を借りたくても順番待ちのようです.そのような自然と人間の拘わりの現場に行き、色々検討しましょう.

講師

関秀明先生(古今書院)

 この二冊は当会発足のきっかけになりました。第一回現地講座のご指導を戴き ました、房総半島での1泊2日の現地講座をお願いしたことも有ります。

行程

東京駅八重州口→アクアライン→大山の千枚田→そのほか関先生の勧める自然の価値ある穴場(下記参照)→アクアライン→海蛍→八重州 大山千枚田(鴨川市)

  1. 大山千枚田(鴨川市)

    農水省選『棚田百選』に選ばれ、東京にいちばん近い棚田として、地域の景観保全の成功例として知られる大山千枚田を見学します。かつては非効率と時代遅れの象徴として疎まれ、次々と放棄されていった棚田が、90年代の棚田保全運動のなかで注目され、活気のある地域の財産となっていきました。

  2. 房総の「川の源流」の風景と人びとの暮らし(勝浦市大沢)

    「川の源流」というと、皆さんは深山幽谷を思い浮かべると思いますが、まったくイメージの違う源流をご紹介します。房総半島有数の河川、夷隅川は、下流が太平洋に注ぎ、中流が房総半島の中心部にありますが、その源流はなんと、海の間近にあります。 そこには房総半島最大の落差をもつ海食崖があり、崖の上と下には標高差100 mの双子集落が立地しています。不思議な地形と、それを巧みに利用している暮らしを紹介します。

  3. 戦後陸とつながった島(館山市沖ノ島)

    太平洋戦争中は海軍の要塞だった島が、戦後の埋め立て(自衛隊基地)によって、陸とつながってしまいました。現在、短い砂浜を通って、徒歩で島に渡れます。島には、照葉樹林の天然林が茂っています。

  4. その他、房総のエコツーリズム情報

    当日は季節の適期とずれるためにご案内できませんが、おすすめのエコツーリズムスポットをいくつかご紹介します。これは次回のお楽しみに。

参加費

会員:7,000円、一般:8,000円、学生:3,500円(当日いただきます)

装備

登山の軽装でおいでください.雨天でも実行しますので雨具をお持ちください.昼食、飲み物をご用意ください.

世話人・申し込み先

大森弘一郎
 TEL 045−833−5738
 メール zero@qb3.so-net.ne.jp