2011/02 掲載

今、世界のいくつかの山岳地域では、森林限界の標高が上がっていると報告されています。温暖化が主要な原因の1つだと考えられています。特に写真のようなだんだん樹木が小さくなり密度が少なくなるタイプの樹木限界で顕著だそうです。一方、樹木がねじれて矮性化するようなタイプの樹木限界では顕著ではありません。樹木がねじれてしまうような場所では、気温だけでなく、風や雪も樹木限界を決めている重要な要因だからでしょう。世界一強風で多雪と言われている日本の山ではどうなっているのでしょう。