2007/9/16−10/3掲載

スイスの氷河調査が終わり空いた一日、犬飼道子の「私のスイス」に誘われてシニゲプラッテに行きました.ここはユングフラウ、メンヒを正面に見ることができ素晴らしい場所です.突然現れたドイツ人の一家と親しくなり、読んでいた本を見せて解説をしたりしました.

上の近くの日だまり、小野有五さん(当会理事)のアルプスの誕生の本を読んでいた.6000万年以上の昔にイタリア半島に押されて海底が盛り上がった.その海底の層が傾いて、柔らかい所が氷河で削られ、残った層の角がアルプスのホルンになったという.正面の美しいユングフラウもメンヒもその角で、正面に見える壁はその断層だそうだ.画面の左外にはそのときの大きな褶曲が見える、断層を氷河が削った跡のU字谷の底がグリンデルワルドということになる.実はそこまで説明出来なかったのだが.